ふるさと納税への疑問

ふるさと納税というものが流行っているらしい。
ふるさと納税とは?
ふるさと納税とは、自治体への寄附金のことです。
個人が2,000円を超える寄附を行ったときに住民税のおよそ2割程度が還付、控除される制度です。
また、2015年4月1日より、確定申告が不要な給与所得者等に限り、確定申告の代わりとなる「寄附金税額控除に係る申告特例申請書」を寄附先自治体へ寄附する都度提出(郵送)することで住民税から控除されます。
つまり、実質今収めている県民税・市民税の一部を任意の自治体へ移転する事になります。
『ふるさとチョイス』 http://www.furusato-tax.jp/about.html
寄付もできるし、返礼がもらえるし、住民税の2割が還付、控除されるし、お得でいっぱいというわけだ。

しかし、以下のニュースのような記事を見るたび、私はふるさと納税を疑問に思う。


返礼目当てに寄付をしている人が多いというのがふるさと納税の実態である。

しかし、もともと寄付とはそんなものではないだろう。

見返りを求めて手渡すお金など寄附でもなんでもない!!

と、私は声を大にして言いたいのだ。

最大の返礼は物質的なものではなく、その自治体が活躍ないし活性化している姿ではないだろうか。

返礼が豪華な団体にお金が集まったところでそういった団体はもともとお金を持っているかもしれない。(断言はできないが)

返礼が少なかったとしても、本当に自分が関心のある地域や、これから活躍してほしい団体に目を向けるべきである。

先ほど引用させていただいた「ふるさとチョイス」というホームページでは、自分が寄附をしたい自治体を探すことができる。

とても良いホームページなのだが、その探し方に違和感を感じた。

地域でチョイス
使い道でチョイス

と並んで…

お礼の品でチョイス

これは…もう返礼目当てです!!と言っているようなものではないか。

まあ、それでも寄附がゼロってよりかは良いのかもしれないのだが、私はなんだか腑に落ちない。

返礼を豪華にすることができないほど本当に困っている自治体にこそ、光が当たる日が来ますように。